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My Shoes log

ヴィンテージ靴、ポールセンスコーン。

yoshi takeuchi

創業1890年のブランド、ポールセンスコーン。ロンドン、ジャーミンストリートという靴店が軒を並べる通りにありました。1972年にニュー&リングウッドという紳士服店にジョイントし、今は、「ニュー&リングウッド」ブランドに統一されているようで、もちろん、ポールセンスコーン名義の靴にお目にかかることはできません。

でも、出会ってしまいました。komehyoさんの靴コーナー。ちょっと変わったデザインのスリッポンだなと思って手に取ると、以前に雑誌で見かけた、このヴィンテージ靴。履いてみると、ジャストサイズ。以前のオーナーも大切に履いていたのが分かったのがソールです。わたしもソールを手入れするのでわかるのですが、かなりキレイにしてあります。ということで、今は我が家にあるという次第です。

下の写真は、現在のニュー&リングウッドの店内の様子。ここにいつか行ってみたいものです。

画像出典:google street view

画像出典:google street view

マエストロが作る靴、bonora/ボノーラ

yoshi takeuchi

一足目のボノーラで靴にはまってしまいました。ボノーラの直営店が東京の青山にあることをネットで検索して知り、出張のついでに2003〜2004年に購入したのが、この2足目のボノーラです。

当時、ボノーラは、マエストロ(名人)といわれる靴職人が一人で1足を仕上げるという、とても贅沢だけど、製造業としてみると実は非効率なものづくりをしていました。これは、いわゆるビスポークという注文靴のものづくり。だから本当はとても6〜7万円で購入できる靴としてはありえないものだったのです。下の写真は、靴に必ず付いていたブックレットです。一人のマエストロが作るから、1週間に6足しかできない・・・などと記載されています。そして、最後には、作り上げたマエストロの直筆サインが入っているという凝りようです。

そんなわけで、大切にメンテナンスしながら履きました。こいつも10年を経過していますが、1足目同様にいい味がでてきました。直営店さんだったので、靴のサイズについても的確にアドバイスいただき、1足目はサイズが7だったのですが、これは、6.5を選択しました。足を入れた時、シュポッという空気が抜ける音がすれば自分の足に合っているという目安というのも教えてもらいました。この靴は一緒にシューツリーも欲しかったのですが、在庫がなく、入荷待ちで後から購入しました。良い靴には、シューツリーが必要なのもこのとき教えてもらった次第です。

1足目同様に、このボノーラも上写真のようにシームレスヒール。それと、使っている革は、アリニンカーフという子牛を水性染料で仕上げた高級な革だというのも教えてもらい、アリニンカーフ用の靴クリームも購入しました。

J.M.WESTONのGOLF

yoshi takeuchi

2013年に仕事でパリに行った際に購入したJ.M.WESTONのGOLF/ゴルフです。別名、ジャーナリストシューズとも呼ばれていると聞いたことがあります。かなり頑丈な作りです。

パリには、いくつか直営店がありますが、セーヌ川とリュクサンブルグ公園の間ぐらいにあるお店に行きました。26年前に訪れた時はシャンゼリゼ通りのお店で、お店の中に靴がディスプレイしていなくて驚きましたが、そんなことはなく、ある意味、普通の高級靴店という感じです。

ここのお店に行ったのは、自分のだけでなくて、妻のお土産にルブタンの靴を買いたかったので、その周辺で探してあったのがここだったからです。スエードの靴が欲しくて、最初は180ローファーのを出してもらったのですが、どうせなら違うタイプが良いかなとゴルフを購入することに。サイズは6Dでローファーと同じ。

一緒に、スエード用のカラースプレーと防水スプレー、シューツリーも購入したのですが、お代を支払おうと思った際、なんだか価格が990ユーロとちょっと高い気がしたので、計算間違えじゃないのと英語でいうと、その通りで、実際はたしか780ユーロでした。もちろん、免税手続きもしたので、12%ぐらいだったかリファンドされました。日本で買うよりはかなりお得ですね。日本と違って、意外と単純なミスをする店員さんもいるので(もちろん悪意はないと思います)気をつけましょう。

あと、当日空港で防水スプレーをトランクに入れずに、手荷物にしてしまい危うく没収されそうになりましたが、時間に余裕があったので、出国手続きをやり直すことになりました。

幻の靴、bonora/ボノーラ

yoshi takeuchi

本格靴J.M.ウェストンをハネムーンで購入したものの、靴への興味はさほど高まらず、よく妻から「洋服も良いけど、靴も良いのを買わないと」と指摘を受けていました。確か、2003年頃ですが、今から十数年ほど前に、今はなくなってしまって残念ですが、エミスフェール名古屋店で購入したのが、このボノーラです。

このブログを書いている2015年時点で十数年ほど経過していますが、いい感じになってきました。この靴を購入してから、俄然、靴に興味が出てきたのを覚えています。確か、当時の価格で68,000円(税別)でした。サイズはイタリアサイズで7。実はほんの少し大きめなのですが、履き心地は良いです。このボノーラを買ったころ、クラシコイタリアというファッションブームが来ていました。LEONが岸田一郎さんが編集長の時代で、「ちょい悪オヤジ」が流行始めた頃ですね。でも、このボノーラという靴、フィレンツェの靴屋さんですが、残念ながら、今は入手できないので幻の靴でもあります。

そして、このボノーラの特徴が、上の写真のシームレスヒール。普通の靴は、後ろの部分で革をつないであるのが普通ですが、このボノーラはそれがなくて、とてもエレガントです。これは高級靴の特徴だそうで、例えば、ジョンロブでも、シームレスヒールは、最高級ラインのフィリップⅡだけです。

上の写真は、ジョンロブのシティ(左)とサントーニのモンクストラップ(右)のヒールです。いずれの靴も、ヒールの部分につなぎ目があります。シームレスと言うことは、1枚の革でつくるので手間もかかるでしょうし、変なシワができそうだから難しいのだろうと思います。

実は、かつては、そのフィリップもボノーラがOEM工房として作成していた時代があったそうです。確かに、巷の靴をみても、このシームレスヒールはなかなかお目にかかりません。ジョンロブのフィリップⅡとボノーラの違いは、なんといっても使っている革の質です。ジョンロブのものはボノーラに比べて格段に素晴らしいのはいうまでもありません。元々、ジョンロブは、ロンドンの靴屋さんで、今もありますが、ビスポーク専門で「ジョンロブ・ロンドン」と今は言われています。1976年にパリの支店をエルメスが職人含めて買収したのが、「ジョンロブ・パリ」。基本的にレディメイド靴ですが、エルメス傘下にあるので、ファッションセンスが組み込まれています。これも美しい靴です。

画像出典:John lobb公式サイト "Philipⅱ"

画像出典:John lobb公式サイト "Philipⅱ"

さて、ボノーラの話に戻りますと、当時は、このボノーラが68,000円に対して、フィリップⅡは、当時の雑誌を見ると、168,000円となっていてかなり高価です。もちろん、ジョンロブの革は最高級ですが、ボノーラの革も十分よいものですから、当時のボノーラは、とても良心的な靴でした。なくなってしまったのがとても残念です。

フィレンツェの靴職人hidetaka fukayaのレディメイド靴

yoshi takeuchi

日本人で靴職人を志す人が少しずつですが、増えているようです。hidetaka fukayaさんは、そのパイオニア。単身、フィレンツェに行き、日本人ではじめて靴の本場、イタリアで注文靴のお店を開いた方です。愛知県東海市のご出身で、元々はファッションデザイナーを目指されていたそうです。今では、現地イタリアはもちろん、日本にも顧客が増えて伝説的な存在になっています。この方が作る靴は、本当に美しく、エレガントという言葉がピッタリです。

画像出典:LEON web site

画像出典:LEON web site

タイユアタイで偶然ご本人にお目にかかったこともありますが、まだ注文できていません。いつか、フィレンツェでオーダーしてみたいと思っています。でも、tomorrowlandで彼のレディメイドの靴に出会いました。美しいスウェードタッセルスリッポン。エドワードグリーンやクロケットジョーンズなどの高級靴にももちろありますが、彼の靴は出で立ちがかなり違います。

hidetaka fukaya per tomorrowland

hidetaka fukaya per tomorrowland

crockett & jones

crockett & jones

彼の靴のデザインの特徴(上写真)は、例えば、他の靴(下写真:クロケットジョーンズのスエード・タッセルスリッポン)よりも、つま先に向けて、かなり細くなっていること。このバランスが何とも言えない具合に素晴らしいです。人の足の形は、指の方に向けて拡がっていますが、その形に合わせて靴を作ると靴の先が大きくなって結構不格好になります。でも、足の形をよく見ると、親指も小指も内側に向かっているので、この傾向に合わせて靴の形を究極までこだわってデザインしているのかなと思います。

でも、ぱっと見でこの形で足が入るのかな、履いてると痛くなってしまうのではと心配になりますが、履いてみると全く問題ありません。彼の靴が素晴らしいのは、職人的なしっかりしたものづくりへの拘りがありながら、ファッショナブルであることです。それは、彼が元々はデザイナーを志していたことが活きているのでしょう。

hidetaka fukaya名義のレディメイドの靴は、彼の目にかなう工房で作っているそうです。ボノーラと同じ、シームレスヒールでもあり、細部にこだわって作られています。それとオーダーメイドはグッドイヤー製法ですが、こちらはマッケイ製法なので足へのなじみも良いです。

彼の靴づくりにかける想いが以下の動画で見ることができます。わたしが尊敬するジェントルマン、フランコ・ミヌッチさんも出てきます。

「26歳」のJ.M.WESTON/J.M.ウェストン

yoshi takeuchi

平成元年、1989年にパリのシャンゼリゼ通りのお店で手に入れた靴。当時、ユーミンがここのリザードの靴を「清水の舞台から飛び降りる」つもりで買ったという雑誌の記事を読んだのとミッテラン大統領ご愛用の靴店ということで、ハネムーンの時に妻とウキウキしながら行ったのが懐かしい。

おそるおそるお店に入ると、なんと!お店の中に靴がない!サプライズです。コンシェルジェのような紳士がいて、店の中には革製のソファーがずら〜っと並んでいます。先客のフランス人カップルがいて、ソファーに座って靴を選んでいたので、まぁ座って待ってれば良いかと、ソファーに二人で腰掛けました。

すると、エプロンを着けた職人さんのようなおじさんがやってきました。フランス語で何か言っているのですが、もちろんよくわかりません。プリーズローファーというと「わかった!」みたいな感じで、まず足のサイズを図らせてくれと仰います(多分、そういったんだと思う)。自分と妻の分を計り終えると、おじさんは、お店の奥には行っていき、ローファーを持ってきてくれました。

私は黒、妻はライトブラウンの靴を選んで、シューツリーと靴クリームを合わせて購入。当時は、まだフランスの通貨はフランでした。当時、日本では7〜8万円ぐらいで売っていた記憶がありますが、日本円で1足3〜4万ぐらいだったと思います。わたしは、1ヵ月に2〜3回履く程度のローテーションで履いていましたが、妻の方は、年に数回ぐらいの登場だったので、わたしのは、下の写真のようにかなり「味」が出てきています。もちろん、新婚旅行から26年経過した2015年の夏も現役であります。

靴に興味のない人には「アホか」と思われるでしょうが、インソールの革のエイジング具合がよいのです。年数と共に何とも言えない渋い色に成長しました。もちろん、靴の履き口は、かなり傷んでいますが・・・
グーグルストリートで今のお店を見ると、当時の面影はないから、お店の中に靴も並んでいることでしょう。事実、2013年に仕事でパリに行く機会があり、そのときはシャンゼリゼ通り店でなくてRENNES店でしたが、店内にも靴が並んでいました。その際はゴルフというモデルを買いました。

実は、当時とJ.M.ウェストンのロゴが私が購入した頃と少し変わっています。伝統を守りながら企業が成長するのは難しいようで、J.M.ウェストンは、1994年に大きな決断をします。 Sylvestre Vincentという19世紀の靴ブランドの名前で、セカンドラインブランドを展開し、流通チャネルを直営店以外に広げたのです。下の写真は、Sylvestre Vincentのロゴです。

J.M.WESTONのロゴと比較するとSylvestre Vincentのものと同じ特徴が一つあります。"modele protege"のフランス語です。英語では、"it is a copyrighted, proprietary design"という意味ですから、セカンドラインブランドを展開するに当たってロゴにJ.M.WESTONのものであることをプロダクツに表記し始めたと思われます。わたしが、1989年に購入したものには、この表記はありません。

画像参照元:「シロ散財記」

画像参照元:「シロ散財記」

わたしが購入したウェストン・ブランドの「180ローファー」との違いはオリジナルがソールもベジタブルタンニングという伝統的な手法で作られたオリジナルレザーを使用しているのに対し、ソールがラバーであること。それと、選べるウィズ(足幅)が6種類に対して、Sylvestre Vincentブランドのものは、2種類というもの。

それ以外は全て同じです(工場も同じ)。そのことで、従来は2ペアの靴を作るのに4時間30分ほどかかっていたのが、2時間で製造できるようになってコストも下がり、販売価格もかなりリーズナブルになったようです。この普及品を展開する背景は、経営不振があったようです。

1980年代には1日600ペアの靴を生産していたのが、1990年代に入るとそれが300ペアと半減してしまうのです。でも、Sylvestre Vincentブランドの投入で、本家ブランドの売り上げもかえって悪化したのかもしれません。2015年時点で、Sylvestre Vincentブランドは存在しないことから、この決断は失敗だったのでしょう。どれだけ強いブランドがあっても、マーケティング戦略を誤ると大変なことになります。

Armaniに、George ArmaniとEmporio Armaniがあるように、J.M.WESTONに、セカンドラインブランドがあってもよいはずです。やり方を間違えたように思います。どうせやるなら、素材そのものをもっと根本的に変えて、オリジナルは、20年でも履けるものでターゲットは紳士だけど、セカンドラインは、女性をターゲットにして、製法もグッドイヤーでなく、マッケイに変えて履き心地を軽くし、もっとカラフルな色の革が選べるようにするとかして、毎年揃えていきたくなるような靴にするとかですね。

でも、2013年に購入したゴルフは、相変わらず素晴らしい靴です。紆余曲折があったようですが、立ち直ってくれて良かった。この伝統をいつまでも守りながらファッショナブルなブランドに成長して欲しいものです。先日、tomorrowlandで、J.M.WESTONのまさに新しいセカンドラインブランド "Le Moc" を見つけました。

le_moc.jpg

"Le Moc"という名前は、Moccasinから名付けたのでしょうね。今度は"WESTON"であることをちゃんと表記しています。私がtomorrowlandで見たのは、男性向け商品が並んでいるフロアでした。上手くいくことを期待しますが、軽い履き心地とキレイな色合いなので、女性の方が魅力を感じそうな気がしますが、どうでしょうか。パリを拠点に活躍するブロガー&フォトグラファーのGarance Doreさんのサイトとかに、パリジェンヌが普段のお洒落に"Le Moc"を履いてる写真(やらせじゃなくてホントのね)があったりすると、女性ファッション誌のエディターの方の目にとまって、ファンが増えていくかもしれません。 なお、Sylvestre Vincentブランドの話のソースは以下です。