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My Shoes log

「ノーメイク」のシャンボードに艶を出す

yoshi takeuchi

以前から欲しかったのですが、ジョンロブのウゼスJ.M.ウェストンのゴルフと かぶるので、物欲を抑えていたパラブーツのシャンボードを手に入れました。最近、いろんなセレクトショップも取り扱っていて人気のようで、カジュアルスタイルにピッタリの靴です。見た目がウェストンのゴルフに似ていますが、ウェストンの場合、きつめに履いて何年もすると足になじんでくるフィッティングを薦められますから、一日履いていると夜には結構足が痛くなってきます(ただし、25年たった今も履いているウェストンの180シグニチャーローファーは今はジャストフィッティングなので、ウェストンの靴は長く履くと靴が足になじんでくるようにつくられているのでしょう)。 一方、シャンボードは最初からジャストフィッティングで、足が痛くなるということもなさそうです。ちなみに、私の場合、ゴルフは6Dですが、シャンボードは6.5でした。6も履いてみましたが、小さめだったので、私の場合は、6.5がジャストです。

ところで、物欲が抑えられなかった理由は、あまりにもお値打ちなシャンボードちゃんにコメ兵さんで 出会ってしまったからです。ただ、どう見ても、未使用品なのですが、倉庫に眠っていたのか 保管状態がよくなかったのか、ちょっと「元気のない」状態でした。 女性にたとえると怒られますが、要は「ノーメイク」の状態。 靴の手入れが好きな自分としては、確実に「艶」が出ると確信もあったのと 純正シューツリー付きでしたから、このシャンボードちゃんが 私の家にやってきたというわけです。

「ノーメイク」の状態のシャンボードちゃんの写真を撮るのを忘れたので Before Afterが分からないと思いますが、艶のある革になっています。

上の写真は、黒い靴の場合の、靴磨き愛用品です。左からドイツのcollonilというメーカーが出している1909という栄養クリーム、フランスのサフィールというメーカーのノワール・レザーバームローション、同じくサフィールのノワール・エクストラファインクリームです。いずれもクリームのなかでは高級品ですが、とても気に入っています。私のやり方は、まずレザーバームローションで汚れを落として、collonilの栄養クリームを指で塗り込んで、最後にサフィールのノワール・エクストラファインクリームで仕上げます。女性のお化粧でいうと、レザーバームローションは化粧落とし、1909が美容液、エクストラファインクリームがファンデーション+フェイスパウダーに相当するのかな?もちろん、靴の元々の革が上質であればあるほど、よいツヤが出ることは言うまでもないと思います。私が持っている靴の中でも靴磨きをして最高によい表情になるのは、やはりというかジョンロブです。ですが、パラブーツのシャンボードもジョンロブとの価格差を考えれば十分素晴らしいツヤが出ます。シャンボード、大好きになりそうな靴です。

ガジアーノ&ガーリングのコンビシューズ、アステア。

yoshi takeuchi

コンビシューズは少し抵抗があったのですが、この靴を見つけた時は、思わず購入してしまいました。ガジアーノ&ガーリングというブランドは、トニー・ガジアーノさんとディーン・ガーリングさんが立ち上げた靴メーカー。この靴のすばらしさは、ガジアーノ&ガーリングで検索すると、賞賛するいくつかの靴好きの方のブログが見つかることからも分かります。

わたしが購入したのは、リングジャケットさんの別注モデル。基本モデルは下の茶ベースのコンビシューズのようで、ネットからも自分で好みの革タイプを選んで注文できます。

画像出典:gaziano & girling

画像出典:gaziano & girling

OPENERSによると、彼らは、イギリスでは、ビスポーク(注文靴)と既製靴には一線が引かれていることに着目して、高級既製靴の価格帯にビスポークの仕様を持ち込み、差別化をすることで、ビスポークに関心はあっても価格の問題から手の出ない顧客に対応しようという戦略で起業をしたそうです。わたしは、まさに彼らが想定している顧客層の一人です。通常、ビスポーク靴は、40〜50万ぐらいはしますから、よほどの富裕層しか購入できません。17〜18万円の価格帯でビスポーク靴の味わいが楽しめるというのはなかなか素晴らしいです。

画像出典:OPENERS

画像出典:OPENERS

ウェブで見つけた靴好きの方のブログによると、靴のソール(地面に当たる部分)に、J&F J Bakerという会社の革を使っていることやここの革をソールに使うのはビスポークの靴屋さんだけで、とても丈夫だと紹介されています。さらにJ&F J Bakerのホームページを見ると、"J&FJ Baker is Britain's only remaining traditional oak bark tannery"とあります。要は、英国に残る唯一の伝統的なオーク(樫の木)でなめした革をつくるタナリー(皮なめし業者)ということのようです。

で、実際に上の写真は、半日履いた後、靴クリームで軽く拭いた後のソールの状態です。この日は、車での移動でさほど歩かなかったこともあるのかもしれませんが、クリームを塗ってもここまでソールが原形を留めているのは初めてです。これはしばらく履いた後にどうなるか検証したいと思いますが、ソールの革がかなり丈夫なことは間違いなさそうです。他の高級靴との比較でいうと、ジョンロブの場合、ソールの革は上質なのですが、どうも柔らかいようでつま先部分がすぐに削れてしまいます。でも、この靴はそういうことはなさそうです。また、履き心地も土踏まずのところにしっかり感触があって気持ちの良い靴です。私の場合、エドワードグリーンだと、6.5Eでジョンロブだと、6Eなのですが、このガジアーノ&ガーリングのAstireというモデルは、7.5Dでピッタリでした。

話は変わりますが、この靴にはAstireという名前がつけられていますので、永遠の紳士であり、名優フレッド・アステアさんにちなんだのかなと思います。上のオードリー・ヘップバーンさんとの映画「パリの恋人」の1シーンでも、アステアさんは白と茶のコンビシューズをはいておられます。

「パリの恋人」をご覧になったことがなければ、是非、ご覧になることをお薦めします。フレッド・アステアさんの着こなしが素敵です。今見ても新鮮です。私は上のビデオのカーディガンの着こなしや、グレイパンツとのコーディネイト、チーフの使い方など、かっこいいなと思いました。もちろんレンタルすれば良いのですが、今すぐ見てみたいと思う方によいかなと思ったのが、amazonでプライムに登録して無料で見る方法です。なお、amazonプライムとは、年間3900円でお急ぎ便(翌日に届くとamazonは言っていますが本当なのかなとTVCMを見て思いましたが)とビデオがオンラインで無料で見れるというサービスです。30日間はお試し期間なので、無料で見れるビデオを体験してみるのもありでしょう。

特に興味を引いたのが、見たい映画をスマホの専用アプリにダウンロードできるという機能です。 注意点は、見たい映画がamazonプライムの対象作品にあるかどうかです。 「パリの恋人」は対象作品になっています。

幻の靴、ボノーラのチャッカブーツ

yoshi takeuchi

今はなくなってしまった幻の靴、ボノーラのチャッカブーツ。2003年9月号のLEONで紹介されていた靴です。当時のLEON編集長は、やんちゃジジイの代表、岸田一郎さん。ホッシーこと干場義雅さんもエディターとして参加されていた頃です。トゥが卵形でエレガンテであります。当時の雑誌にはこれが「最大のキモ」と書かれていました。2穴タイプなのでロングノーズが際立っているのと、スウェード素材がきめ細かくて、とても良い靴です。なおかつ、シームレスヒールという高級靴仕様。シームレスヒールは、ジョンロブでも最高級ラインのみです。

なおかつ、シームレスヒールという高級靴仕様。シームレスヒールは、ジョンロブでも最高級ラインのみです。であるのに、この靴は2003年当時で73,000円という良心価格でした。円安の今では考えられません。

そして、靴の作りもハンドソーンウェルテッド。一足を一人の職人が仕上げるという贅沢な作り方だからこそできたもの。ハンドソーンウェルテッド製法とは、知る人ぞ知る日本の靴メーカー、ギルドさんによると「ハンドソーンウェルテッド製法は、グッドイヤーウェルテッド製法などの原型となる製法です。手縫いでなくては不可能な、曲がった針を使用した「すくい縫い」により、アッパー、インソール(中底)及びウェルトを、松脂を擦り込んだ麻糸で縫いつけています。」というもので、要は丹精込めて靴職人が作った靴と言うことです。今となっては、このようなこだわり満載でリーズナブルな靴に出会うのはかなり難しいと感じています。

今では、ボノーラを買うこともできませんが、雰囲気が近いのは、上のクロケット&ジョーンズのチャッカブーツをウェブのセレクトショップGLOBERで見つけました。価格も税込み73,000弱で当時のボノーラと同じ価格帯で、なかなか良さそうです。

"The Sartorialist" Scott Schumanとの想い出

yoshi takeuchi

ファッションブロガーのパイオニア、スコットシューマン。彼のサイト"The Sartorialist"はファッション業界に大きな影響を与えました。いつ見ても素敵な写真をスコットは撮っています。一般の人たちのファッションスナップが日本のファッション雑誌に取り上げられるようになって久しいですが、実は、スコットのサイト、"The Sartorialist"が少なからず影響を与えていたはずです。

縁あって、彼と仕事を一緒にしたときに、彼から「Yoshi、良い靴履いてるな」と褒められたのが上の写真の靴です。ロークというイギリスの靴ですが、気に入っていて10年以上はいている靴です。もちろん、定期的に磨いて手入れしていますが、結構キズが付いていて年季が入っています。でも、愛着があって大切にしている靴です。そんな靴を彼から褒められた時はとても嬉しかったのですが、ある雑誌でチャールズ皇太子が古い靴を手入れしながら履いているという記事を読んで、スコットが褒めてくれた理由が少し分かった気がしました。

上の写真は、チャールズ皇太子のお足元です。年季が入っていますが、味わいのある靴をお召しになっています。もちろん、女性の靴は美しくエレガントであって欲しいし、これは男だけしかわからないこだわりでしょう。下の写真は、スコットとの仕事が終わった後に関係者の皆さんとディナーをご一緒した時のスナップです。いつかニューヨークでスコットに再会したいなと思っています。2011年にスコットとわたしが仕事したときの彼の写真はここから見ることができます。スコットは通常、ビジネスで撮った写真は"The Sartorialist"には載せないのですが、Alright, it's too controversial. I'm just going to spell Tokyo with a "y."と彼のサイトで僕との仕事を紹介してくれた時は嬉しかった。"y"というのはわたしのことを言っています。

マストロヤンニが愛した靴、Sutor Mantellassi

yoshi takeuchi

靴好き以外にはあまり知られていませんが、イタリアン・クラッシックを代表する靴メーカーがストール・マンテラッシ/Sutor Mantellassiです。イタリアの名優、マルチェロ・マストロヤンニが愛した靴としても知られていて、ハリウッドで活躍した俳優のプレートが埋められているハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの彼のプレートには、マンテラッシで作った靴の足形が刻まれています。もちろん、彼の靴はビスポーク、注文靴でしょう。

マストロヤンニは稀代のプレイボーイ。結婚はしていませんが、カトリーヌ・ド・ヌーブとの間に一女(キアラ・マストロヤンニ)を授かっています。

わたしごときは、マストロヤンニさまには遠く及ばない、ただのジジイですが、ファミリー企業時代のマンテラッシは2足所有しています。マストロヤンニと違って既製靴ですけれど、とても履き心地が良くて、イタリア靴らしい色気のある靴です。特にスェードのチャッカブーツが気に入っています。かっこも良くて履きやすいです。たしかマンテラッシの靴は、日本では伊勢丹や三越などで取り扱っていたと思います。私が購入した当時より、少し高価になっていますが、色気のある良い靴だと思います。

下は、2015年1月に開催された第87回のPitti Immagine Uomoで公開されたもので、ストールマンテラッシがハリウッド・ウォーク・オブ・フェームにマストロヤンニのプレートができて50周年を記念して製作した映像です。Aaron Roseさんというディレクターが、マストロヤンニ主演、フェリーニ監督の8 1/2という名画にインスパイアされてつくったそうです。

映像出典元:crisalidepress

gucciのブーツ

yoshi takeuchi

名古屋の老舗靴店の明治屋靴商店で手に入れたgucci謹製のブーツであります。実は、購入したのが約10年ほど前ですが、この靴、1万円でした。今は無くなってしまいましたが、明治屋さんが当時はアウトレットショップを出されていて、そこで偶然見つけたものです。

gucciのような有名メゾンになると定番のビットローファーでさえ、毎年モデルが少しづつデザインが変わるので、今、このブーツを手に入れることはできません。このブーツは、ヘビーデューティでちょっとやそっとでは傷みそうに無いしっかりした作り。さすがgucciという仕上がりのブーツです。

上の写真が、2015年モデルのgucciのブーツです。大きな違いは、わたしのがスクエアトゥなのに対して、ラウンドトゥで小ぶりなつくりのようですね。

パリで出会ったジョンロブ

yoshi takeuchi

結婚25周年で妻と出かけたパリで購ったジョンロブのCITY Ⅱです。定番のミュージアムカーフという革で独特のムラがあります。ジョンロブパリは、エルメスグループらしく、上品な靴ですが、その中味も素晴らしいものです。この靴を履いた時は、ブランドでいえば、「キトン」「アットリーニ」「タイユアタイ」クラス、素材でいえば、秋冬はカシミア、夏ならスペンスブライソンのアイリッシュリネンで作ったジャケットかスーツを合わせたくなります。

ジョンロブの靴が素敵なのは、靴そのもののデザインはクラシックなんだけど、ミュージアムカーフのように少し遊びがあったりするところかな。頑固な職人さんの靴屋さんというより、ファッションを意識しながら、伝統的な英国の靴作りが活きているところでしょう。ロンドンのジョンロブさんは、伝統的な靴作りを守られているのでしょうが、ジョンロブ・パリは、エルメス傘下にあって、パリのセンスと英国の伝統が融合しているということなのかもしれません。下の動画は、John lobb paris製作のものですが、靴のメーカーでこのセンスは他にはないでしょう。

映像出典:A Singular Journey from John Lobb on Vimeo.

実は、今、狙っているのは、新しくでた「ALTON」というタッセルローファー。なぜか、ジョンロブの定番にタッセルローファーがなかったのですが、さすがジョンロブ。トゥが長めで品が良い。

画像出典:OPENERS

画像出典:OPENERS

フィレンツェの靴職人、ステファノべーメル。

yoshi takeuchi

若くして亡くなられてしまいましたが、フィレンツェの靴職人、ステファノべーメルさんの靴。なんと木箱に入っているのです。

日本人で初めて靴の本場、イタリアで注文靴のお店を開いた深谷秀隆さんの il micio も木箱入りですが、要は、注文靴ならではのものなのでしょう。下の写真は、元祖「やんちゃジジイ」岸田一郎さんが深谷さんにオーダーされたという一品。 il micio は、軽自動車が変えるぐらいの高級靴。こだわりの靴だけあって、木箱にケア用品までセットされているというこだわりよう。

わたしが購ったステファノべーメルさんの靴は、注文靴ではなくて、九分仕立ての既製靴です。九分仕立てとは、靴作りの工程の9割を手作業で行い、靴底(アウトソール)を本体に縫い付ける「出し縫い」という作業だけを専用の機械で行うこと。私の場合、既製靴でも十分フィットするので、これで全く問題なしです。ボノーラもこの九分仕立てでした。

べーメルさんの靴の特徴と思うのが、甲の部分がとても低くてエレガントですが、慣れるまでちょっと痛いです。革質も素晴らしく素敵な靴ですが、何と言ってもジョンロブクラスの価格なので簡単には手にできません。でも、高級靴だからと言って、会社ではスリッパに履き替えている人を見たことがありますが、それはどうなのかなと・・・

わたしは、靴が命という訳でもなく、汚れたら磨いてやれば良いと思っています。靴については、フランコ・ミヌッチさんが雑誌GQのインタビュー記事で次のようにコメントされていました。

Q 観賞用に高級靴を買うのをどう思いますか?

ミヌッチ「それはおもちゃで遊ばない子供みたいなものですね。わたしだったらその靴にどんなスーツやシャツ、タイを合わせようかと考え、そのオモチャ(靴)で遊び方を創造するのが喜びになります。履かないで見ているだけなんて、イタリア人にはあり得ないと思います。」

Q 7万円のスーツに30万円の靴を合わせるのをどう思いますか?

ミヌッチ「それはフィアットパンダにフェラーリのエンジンを無理矢理搭載した感じですね(笑)。スタイルのある大人の男であるためには、スーツ、シャツ、タイ、靴のバランスとハーモニーが重要です。フィアットパンダにはパンダの良さがあるし、フェラーリのエンジンはフェラーリに搭載されて初めてその実力を発揮できます。足下だけ見て素敵と思うのは"フェティシスタ"だけです。」

ジョンロブ、今はなきコテージラインUzes

yoshi takeuchi

普段着のお洒落靴で人気の靴にパラブーツのシャンボードがあります。ユナイテッドアローズ創業メンバーでかっこいいジジイの代表格、栗野宏文さん愛用の靴です。

いいなぁと思いつつ、栗野さんには絶対にかなわないので、同じテイストでちょっと違うのをと購入したのが、ジョンロブのコテージライン、ウゼスです。使っている革が、水牛さんなので、水にも強いし、ノヴェルジェーゼ製法で頑丈。水牛さんの革は、何とも言えない良い質感です。ジーンズにピッタリの足下ですし、まず人とかぶることがありません。

ジョンロブの直営店に行った時に、「伝説の靴ですよ」とスタッフの方に言われました。でも、実は、ジョンロブにしてはとてもリーズナブルだったのです。恐らく、やめてしまったのは、パラブーツや他のメーカーとかぶるし、ジョンロブの戦略に合わないと判断されたのでしょう。その通りと思います。長く続く企業の経営者は中途半端なことはしません。この靴は、「ジョンロブが作らなくても良いだろう」ってことだったのでしょう。実際に、外部のメーカー(HESCHUNGという説がありますが、実際のところは不明)にOEMで出していたそうです。自社で製造できないというのも辞めてしまった理由の一つでしょう。

サヴォイア王家御用達、bonora/ボノーラ

yoshi takeuchi

3足目であり、最後のボノーラです。というのも、2005年頃か正確な時期は覚えていませんが、直営店が閉店するというダイレクトメールが来ました。本国の方でなにかあったみたいでボノーラが日本から撤退するということで、ラストセールでした。

ボノーラという靴は、やはりただ者ではなかったようで、上のブックレットの左のページをよく見ると "SUPPLIERS TO HIS ROYAL HIGHNESS THE DUKE OF AOSTA" と表記されていてその上に、紋章があります。アオスタ公爵御用達ということなのですが、アオスタとは、神聖ローマ皇帝がサヴォイア家に与えた領地で、現在のイタリア北西部あたりの地名です。下の写真は、Pinterestで見つけたサヴォイアご一家のお写真。そんな由緒ある王様か王子様の靴を作っていたのでしょう。なぜ、その靴が日本でリーズナブルに入手できたのかは今も謎です。

DMが来てからしばらくしてお店を訪問すると、めぼしい靴はほとんどなくなっていましたが、サイズが合いそうなのが上の靴だけでした。2足目は6.5でピッタリだったのですが、このボノーラは、サイズ6。木型が違えば、そういうこともあるそうで、シュポッという音もしたのと、なんといっても定価68,000円が半額だったので迷わず購入しました。

このボノーラもやはりシームレスヒールで革はアリニンカーフ。前の2足同様に10年近く経過した今も現役です。なお、下のビデオは、恐らく2003年以降に一時的に復活したボノーラのPRビデオです。ブーツも作っていたのが分かりますし、職人が靴を作っている様子も見ることができます。最後の方で、靴の仕上げに赤ワインを使っているシーンやブックレットに職人さんがサインをするシーンがでてきます。